知識集約型社会を支える人材育成事業 インテンシブ・イシュー教育プログラムのモデル展開

Educational programs
教育プログラム

モジュール科目群の設置

2022年度より、3年次学生を対象として、特定のイシューについて深く捉えるための集約的な科目群でコースを構成する、3つの「モジュールコース」を設置します。
第4タームでは集約的な学びにより「移民・難民論研究」「地方、地域振興研究」「総合環境科学論研究」を志向する学生に科目ABCを用意し集中的な学びの場を作ります。3つのモジュール科目群の課題を志向しない学生も科目A、Bの履修は可能とします。将来的には現代的課題として変化することもあり、3つのモジュール科目群をさらに変化させそして必要に応じて新たに作り、文理にとらわれない、分野を横断した授業科目運営の連係を強化します。

科目Aはオンデマンド型で単独での履修が可能です。
科目Bは週2回開講でモジュールのテーマに密着した学びを行います。
科目CはクロスメジャープロジェクトIIにあたり、モジュールのテーマ設定に合う教員に指導を受けます。原則、3つのモジュールに課題設定をした学生は、科目ABCすべて取らないといけません。

モジュール科目群説明

モジュールコース

移民・難民論研究

本モジュールコースでは、国境を越えた人の移動の特徴や受入/送出地域における課題を総合的に学び、外国につながる人々の生活や教育、就労に関する具体的な課題への実践的・学術的アプローチを修得する。

科目A NPO・NGO論

担当:相良好美
NGO/NPOとは何か、誕生の背景、理念、活動分野、国際機関や政府機関、大学や民間企業との連携、市民活動や社会運動との関係等を学び、グローバル社会におけるNGO/NPOの役割を包括的・多角的に考察する。

科目B フィールドから学ぶ

担当:佐々木綾子・福田友子・小林聡子
日本に暮らす移民・難民や、国際移動の影響を受ける人々等について、実践活動や制度政策の運用に携わる方々を招いた講義を受けた上で、実習を体験し、省察・経験の共有を行う。

科目C クロスメジャープロジェクトII(移民・難民特別演習)

担当:各教員
各履修者自身が考える課題を、次期のメジャープロジェクト(卒業研究・卒業制作)へと発展させるために、各教員が定める移民・難民に関わるプロジェクトを演習・実習形式で行う。

地方・地域振興研究

本モジュールコースでは、地域の特徴や人口減少における課題について総合的に学び、地域活性化に関わる演習を体験することで、地域課題解決のための企画力、課題解決力を身に付ける。

科目A 地方創生論

担当:鈴木雅之
内発的・自立的に発展する地方創生のために、さまざまな地域で行われている取組みや事業の特徴と課題についてケーススタディ形式で説明し、今後の地方創生のあり方を考える。

科目B 千葉の地域資源と活用

担当:田島翔太・見城悌治・和田健
千葉の地域資源について、歴史、文化、産業などから総合的に把握・理解した上で、観光、6次産業、移住定住をテーマに、それらの地域資源を活用した活性化の提案を行う。

科目C クロスメジャープロジェクトII(地方・地域振興特別演習)

担当:各教員
各履修者自身が考える課題を次期のメジャープロジェクト(卒業研究・卒業制作)へと発展させるために、各教員が定める地方・地域振興に関わるプロジェクトを演習・実習形式で行う。

総合環境科学研究

科学技術と社会の多様な関わりあいについて、多角的な検討を行うモジュール。リスクやメディア、ユニバーサルデザインなどについて理解を深め、さらに科学技術と社会の界面に存在する具体的な課題に取り組む。

科目A 科学と社会的意思決定

担当:神里達博
現代の社会的意思決定におけるキー概念である「リスク」について学んだ上で、いくつかの社会問題をケーススタディとして検討し、現代社会における科学と政治の関係性に関する多角的な理解を深める。

科目B 社会と科学技術の界面

担当:田中緑・徳永留美
現代社会に溢れる多様なメディアの技術史や社会的役割の関わりを学び、ユニバーサルデザインの観点からリスク処理や公正さ確保のための概念や技術を体得することで、人と技術の相互関係への理解を深化させる。

科目C クロスメジャープロジェクトII(総合環境科学特別演習)

担当:各教員
各履修者自身が考える課題を、次期のメジャープロジェクト(卒業研究・卒業制作)へと発展させるために、各教員が定める総合環境科学に関わるプロジェクトを演習・実習形式で行う。

2022年度は、3つのモジュール科目群からスタートします。2023年度以降さらに教員同士が連携をしてインテンシブ・イシューに対応しうるモジュール科目群をそれ以上に増やしていく予定です。文理の枠を超えた、新たなイシューにあわせた集約的な学びをめざします。

セルフデザインギャップターム

国際教養学部では、2年次に必修科目をおかないギャップタームがありますが、3年次の学びの柔軟さを設けるために第2、5タームにも原則必修科目をおかない、セルフデザインギャップタームを作ります。全員留学の取り組みのもと、留学のプログラムも多彩に用意しており、セルフデザインギャップタームを活かした活動をします。

セルフデザインギャップターム

特別プログラム

セルフデザインギャップタームの期間を利用して、各教員が実施するプログラムです。高度な実験・調査のスキルを身につけられるものや、地域でのプロジェクト型の活動に参加するものなどが含まれます。

特別プログラム

自己設計科目

セルフデザインギャップタームの期間に、学生が自分で見つけた学外のインターンや活動が、単位として認定される仕組みです。「事前の計画・提案書の提出」「計45時間以上の活動への参加」「事後報告の提出」が必要になります。

自己設計科目

グローバルボランティア

海外から来る人たちを日本に迎える上で必要なサポートは何か、来日した人たちが関わる現場でコミュニケーションを取りながら学ぶ科目です。

グローバルボランティア

持続的地域貢献活動実習

地域における課題を農山村に滞在し、地域の人たちと活動をしながら学生ができる必要なサポートは何かを考える実習です。

持続的地域貢献活動実習

メジャープロジェクト(卒業研究・卒業制作)

国際教養学部では、4年次のメジャープロジェクトに取り組みます。
(学部全体のカリキュラム構成については、以下参照。)
国際教養学部 教育課程

メジャープロジェクトは研究論文の提出が主ですが、作品の制作やワークショップの企画なども、十分な準備・実践・事後報告があればそれも認められます。提出のあり方はそれぞれの課題にあわせて選ぶことが可能です。

メジャープロジェクトでは中間発表、最終発表を学部全体で行い、学生は、さまざまな課題発表を学部全体でプレゼンテーションします。
どのような研究課題を学生が選んでいるか、卒業生の題目を見てみましょう。

2019年度メジャープロジェクト 題目一覧(70題目)

【グローバルスタディーズメジャー】

  • 「⽇記的⾏為」と⾃⼰に関する考察
  • 1980年代アメリカ映画にみる冷戦の表象
  • Bee speciesʼ composition in flowerbeds and grasslands in Chiba city, Japan 緑地の違いがセイヨウミツバチと⾃⽣種のハチの分布に与える影響
  • ジャック・モノーの⽣気論観
  • トランプ政権下の対中通商政策 対中強硬論と覇権
  • バイオエネルギー利⽤の現状と課題 〜⽇本とベルギーを⽐較して〜
  • フェアトレード運動が⽣み出すもの −フェアトレードフェスタちばを例に
  • 議事録分析による「⾼額療養費制度」改正プロセスの検討
  • 災害ボランティアの実践と社会的評価 −千葉県旭市の事例を中⼼に−
  • 在⽇中国⼈留学⽣の友⼈ネットワークに関する調査研究
  • 千葉市における街路樹の課題と熱環境に関する研究
  • 地⽅における観光集客と地域住⺠の⽣活への悪影響についての研究
  • ⽇系カナダ⼈の遠隔地ナショナリズム
  • ⽇本における「難⺠」に対する⽀援と共創 −NPO 法⼈ WELgee の事例から−
  • ⽇本の⼩学校英語教科書における⽂化地域の多様性 −中学校英語教科書との⽐較から−
  • 来⽇中国⼈留学⽣の進路に関する意識調査

【現代日本学メジャー】

  • ʻShe IS a Princess!ʼ: An Interactional Approach to Transnationally Updating Representation of ʻDisney Princessʼ トランスナショナルな⽂脈で相互⾏為的に更新されるディズニープリンセス像
  • 「これからの家族」という⾔説の表象 〜MV における「これまでの家族像」の再⽣産〜
  • 「卒業論⽂」の歴史的変遷 −東京⼤学を中⼼に−
  • 19世紀末から20世紀初めまでのイギリスにおける資本の論理
  • ガバメントクラウドファンディングの現状に関する研究
  • サードプレイスが個⼈の⽣活の質と地域愛着に与える影響について
  • スペクタクル表現における悲しみについて
  • ダイバーシティ科⽬からみる教養教育の役割
  • なぜ⼤学⽣はアルバイトをするのか −A⼤学B学部を事例として−
  • ヒューマンライブラリーの可能性と課題 −千葉⼤学におけるヒューマンライブラリーの実践をとおして−
  • みどり台パントリーの形成と展開
  • メディアからみる慰安婦問題
  • 愛着障害の現代性
  • 英語聴解⼒養成 CALL 教材“World Englishes in Australia”の開発
  • 化粧の果たす社会的役割について −現代⽇本ではなぜ⼥性が化粧をするのか−
  • 外国⼈児童が求める⾔語教育とは 〜⽇本とカナダの⾔語教育を⽐較して〜
  • 学⽣交流を通じた防災の学びの提案 −千葉⼤学での取り組みの現状を踏まえて−
  • 芸能⼈の政治的発⾔と⼤学⽣の政治意識に関する⽇⽶⽐較
  • 現代⽇本におけるアメリカ観の形成過程とその特質
  • 在⽇アフガニスタン⼈の⼦どもの教育
  • 資⽣堂テレビCMにおける⼥性描写および反応の変遷をめぐる通時的研究
  • ⼩学校教育における隠れたカリキュラム −教師と⼦どもの認識の差異−
  • 是枝裕和監督作品『万引き家族』からみる現代⽇本の家族イメージ
  • 千葉県の地域連携によるインバウンド観光の推進と地域経済の活性化に関する研究
  • 千葉県松⼾市・船橋市の中学校における選択制給⾷ 〜給⾷の選択基準に関する⽣徒の意識調査〜
  • ⼤学⽣の海外経験が進路決定過程に及ぼす影響の検討
  • ⼤学⽣の朝型−夜型傾向とQOLの関連
  • 徴兵制は正当化されうるか −政治的責務と⾃⼰所有権の相剋を中⼼に−
  • ⻑崎県における観光サイトと書き込み情報の評価に関する研究
  • 通常学級における「特別な⽀援が必要な児童」のエスノグラフィー −児童間相互⾏為における包摂と排除−
  • 都市養蜂におけるミツバチの訪花と緑化促進に関する研究
  • 東京 2020 オリンピックスポンサーのブランドイメージに関する研究:アサヒビール、コカ・コーラ、明治の事例調査
  • 等尺性筋⼒における遅発性筋⾁痛に対するマッサージの有効性
  • ⽇本における Gap year の可能性
  • 放射線の『正しき理解』を⽬指した教育の導⼊について

【総合科学メジャー】

  • Associations Between Students' e-Health Literacy and Lifestyle Habits in Chiba University :A Cross Sectional Study 千葉⼤⽣における e ヘルスリテラシーと⽣活習慣:質問票による横断研究
  • Crowd-Supported Science における質保証に関する考察
  • The Association Between Studentsʼ Health Literacy and Health-Related Behavior at Chiba University: A Cross-Sectional Study 千葉⼤学⽣におけるヘルスリテラシーと⽣活習慣との関連
  • コミュニケーション時の情動の可視化
  • 運動経験が⾼校⽣の運動有能感に及ぼす影響
  • 夏季における窓の開放による室温変化と省エネルギー対策としての可能性
  • 間⽋的な有酸素性運動におけるエネルギー代謝の特性
  • 国内におけるサイエンスカフェに関する研究 −⼣焼け現象の再現実験を通じての検証−
  • ⾊の⾒えモードの変化による物体表⾯の⾊恒常性について
  • ⾷⾍植物の遺伝⼦解析
  • ⼼理的負荷が時間感覚に与える影響
  • ⼤学⽣のための⾷育⽀援のあり⽅とその⽅向性に関する調査報告
  • 点光源の⾊と明るさ知覚
  • ⽇本の「AI政策」の内実 −政策過程の俯瞰的検討−
  • ⽇本のおもてなし −歴史的変遷と現在−
  • ⽇本社会における「不安」⾔説
  • ⽩磁におけるぷるぷる感の印象評価
  • ⽂理混合学部における micro:bit を⽤いた実験授業開発
  • 薬局の内装の⾊に関する現状調査

2020年度メジャープロジェクト 題目一覧(78題目)

【グローバルスタディーズメジャー】

  • 『日本の女性ホームレス』 ~社会構造からの分析~
  • 1970年代後半のベトナム帰還兵の表象 一『ディア・ハンター』と『帰郷』の事例を通して一
  • オリンピック教育とナショナリズム 一東京 2020 大会の教育展開に着目して一
  • クイズ・ゲームを用いた外国人防災学習の効率化
  • スウェーデンにおけるシリア難民の社会適応
  • タイの医療格差を解消するには ~日本の医療保険制度導入の検討~
  • ドラァグとアイデンティティ
  • ヘルシンキの屋上緑化における土壌の性質の違いが植物の生育に与える影響
  • ロゴとブランドのパーソナリティ一東京オリンピックスホンサー企業のケーススタディ一
  • 英語の権力性とその構造化 一大学生の語りから一
  • 開発援助 NGO によるエンパワーメントプロジェクトの考察 ~タイスラム発祥のクラフトブランドを事例に~
  • 近代と現代の在日コリアンに対するヘイトの比較・考察 一1923年関東大震災発生時における朝鮮人大虐殺と現代のヘイトスピーチ被害を事例に一
  • 現代日本における女子大学の存在意義
  • 交換留学生の「居場所」~人間関係構築の語りから~
  • 子育てにおける ICT 利用の現状と今後
  • 次世代シーケンサーを用いた生物種間ネットワーク構造の解析
  • 社会構築主義的観点から見る「外国人の収容・送還」に関する問題
  • 社会的活動に取り組む若者 一千葉大学の学生を事例に一
  • 大学生に内在する読書への認識
  • 日系ボリビア人のアイデンティティ形成 一戦後日系移住地を中心に一
  • 日米同盟の再検討
  • 農業開発と環境保全の両立 一ウガンダの低湿地における事例について一
  • 表象される「私」:洋服の選択と語り
  • 分散型エネルギー導入による地域社会の変革を提案するメディアの製作

【現代日本学メジャー】

  • 19世紀西欧演劇における照明の役割 一芝居における表現方法と劇場空間について一
  • SNS における“空気”と自己演技の考察
  • YouTubeを利用した千葉県 PR とグローカル人材の輩出促進
  • アニメキャラクター要素の増加と役割語 一英語からの翻訳に見られる日本語話者と韓国語話者の比較を中心に一
  • インドネシア社会における日本食受容の多様性 一地方都市ランプンに着目して一
  • オーバーツーリズムの変容からみる今後の観光戦略のあり方についての研究
  • キリスト教フェミニズムを超えて 一ある信仰者の語り一
  • テレビ CM における家庭内労働のジェンダー表象 一「感動」に隠された介護という課題
  • パイロットと小説家 一サン=テグジュペリの小説における飛行機の役割
  • ファクトチェックによるフェイクニュース対策
  • 異文化理解を目的とした聴解力養成 CALL 教材の開発
  • 移住促進のための多角的支援の構造化に関する研究 ~南房総エリア二市における移住パターンから見て~
  • 運動部活動の在り方 一高校サッカー部に在籍した学生から検討する価値観と文化一
  • 英語聴解力養成用新規CALL教材 Cross-Cultural Encounters の開発
  • 音楽活動のエンパワーメント効果について ~セブンスピリットの活動を例に~
  • 家庭への小麦粉料理浸透のための企業戦略 一NHK テキスト「きょうの料理」における広告分析から一
  • 絵文字はどのようなコミュニケーションツールか一種類・機能・解釈の考察一
  • 外国につながる子どものボランティア教室における相互行為の分析 一学習意欲に着目して一
  • 広告が伝える「女性と教養」
  • 広告における同性愛者の表象 一海外の広告の事例をもとに
  • 祭礼運営組織の存続と地域コミュニティの再創造 一那須烏山市 山あげ祭を事例に一
  • 社会的孤立の解消に向けた地域スポーツクラブのあり方
  • 障害者理解とは何か ~スポーツを通じた共生社会の実現~
  • 職員配置数から考察する日本とフィンランドの保育士の働き方の差異
  • 食事をめぐる個人・家族・社会の関わりに見る日常 一メキシコ・アグアスカリエンス州の家族誌的記述からの考察一
  • 新聞の犯罪報道 一毎日新聞における相模原障害者施設殺傷事件の報道研究一
  • 声優の演技の歴史的変遷
  • 静止画を効果的に活用した英語聴解力養成 CALL 教材“Cross-Cultural Encounters”の開発
  • 足関節捻挫受傷経験者における足趾把持筋力トレーニングの有効性
  • 足底圧指標および足趾把持力と瞬発力および跳躍力との関係性
  • 多様なスポーツの場と志向性の検討 一大学生のスポーツ活動継続と離脱要因一
  • 大学生による「お疲れさま」の使用 一場面との関連から一
  • 大学生生活が協同作業認識に与える影響に関する研究
  • 地域参画型公共交通においてキーパーソンが直面する課題に関する研究
  • 地方におけるシェアによる商店街活性化に関する研究
  • 地方型サテライトオフィス誘致・開設促進の実現性に関する研究 ―新型コロナウイルスを契機とした社会変容の観点から
  • 地方自治体のワーケーション受け入れ推進の現状と課題に関する研究
  • 二次創作活動における物語と宗教的考察
  • 日本におけるキャッシュレス決済の普及について
  • 日本のアイドル文化 一魅力と多様性一
  • シェアサイクルの社会的意義に関する研究
  • 良い教育とは何か 一地域・階層・家庭間の比較から一

【総合科学メジャー】

  • DNA バーコーディング法を用いた千葉周辺のムクドリの食性による都市生態系の解明
  • ロボットキャラクター「ドラえもん」の構造 一「キャラ/キャラクター」論をとおして
  • 課題遂行中の LF/HF の RGB カメラを用いた非接触測定の検討
  • 学童期から思春期前後の運動・スポーツ活動への取り組みが大学生における運動有能感および運動実施頻度に与える影響
  • 教科横断的教育の教材としての偏光色予測プログラムの開発
  • 原子炉における「受動的安全」概念の検討
  • 色カテゴリー境界の色特性についての研究
  • 吹替え版の洋画における日本語表現の違和感
  • 都市生態系における生物間相互作用の遺伝的解析
  • 日本におけるプロパガンダポスターのデザインに関する研究 一1931年満州事変から1945年終戦まで一
  • 日本のビーガン/ベジタリアン言説 一個人の実践と社会運動の二つの側面一
  • 日本社会における新型コロナウイルス感染症小史 一信頼とスティグマ一

2021年度メジャープロジェクト 題目一覧(91題目)

【グローバルスタディーズメジャー】

  • オンライン会話における自己確認と会話参加
  • 日本文化の発信に繋げる英語聴解力養成CALL教材の開発
  • 創られたスイーツ文化と流行 一専門誌「café sweets」掲載記事からの考察一
  • アメリカ映画におけるロボットのイメージとその変遷
  • 広告における社会的意義 一NIKE の広告から読み解く企業側戦略一
  • はざまに立つマルチリンガルの自己認識 一レジャイナ移民の語りから一
  • 日本の映像メディアにおけるセクシャルマイノリティ
  • セクシュアリティを言うという行為 一セクシュアル・マイノリティ女性の語りから一
  • 日本社会における「男性」労働をめぐる意識のあり方とその変化
  • メンズメイクの台頭と若者の男性性変容に関する研究
  • 見えにくい女性の貧困と「女性ホームレス」のリスク
  • マッチングサービスの台頭による日本社会における「出会い」の変容
  • キルギスにおける誘拐結婚をめぐる規範の変遷
  • ファッションのニュースを題材とした英語聴解力養成 CALL 教材の開発
  • 「お茶」飲料マーケティングから見るジェンダー規範形成
  • 単位制度の課題・今後の在り方について 一千葉大学国際教養学部の事例研究一
  • 留学プログラムにおける大学と学生のすれ違い 一新型コロナウイルス感染症に伴う変化をめぐって 一
  • 現代アメリカ英語コーパスを用いた高校英語教科書の語彙分析とその考察
  • 多様な現代社会における美術教育の意義
  • 「気になる子」をめぐるエスノグラフィー
  • 外国につながる子どもたちの友人形成:首都圏のある多文化フリースクールを事例として
  • 在留外国人への防災情報支援における課題 一千葉大学外国人留学生への防災支援からの考察一
  • 日本で難民として生きること 一就労している二人の難民へのインタビュー調査から一
  • 技能実習生の精神的な支え 一地域の日本語教室に通う技能実習生に焦点をあてて
  • 戦後日本の吉田茂の外交選択 一対中政策を中心に一
  • 民間航空機の事件・事故と世界情勢 一軍事的緊張の高い地域における撃墜事件を中心に一
  • 中曽根政権の国家戦略における『国際化』と姉妹都市ブーム 一1980年代後半から1990年代前半を中心に一
  • 人道的介入を巡る議論 一ICISS のクライテリアの再検討一
  • 宗教的寛容思想の系譜と現代フランスにおけるイスラモフォビア
  • 居心地が良く歩きやすい都市部街路空間の研究
  • マリンスポーツによるまちづくりの課題と展望:浜松市における取り組み
  • 中学運動部活動における外部人材活用促進に向けた地域コーディネーターの役割
  • 地域課題を解決する新モビリティの提案 一富山県砺波市を対象とした 20年後の MaaS一
  • 観光のニュースを用いた英語聴解力養成のための CALL 教材開発
  • ヴィーガンの多角化 一雑誌「veggy」にみる菜食選択の多様性一
  • 介護ロボットが現場に与える影響と社会実装に向けた課題の検討
  • マイナースポーツをテーマにしたCALL教材の開発
  • マスターズ水泳の可能性の検討
  • 日本社会における「ゲノム編集技術応用食品」に対する認識の検討 一「遺伝子組換え食品」論争との比較から一
  • 気候変動の影響に気付きを与えるコミュニケーションデザイン 一日めくりカレンダーと太陽光カフェの制作一
  • フェアトレードと事業型NPO
  • フェアトレードと国際規範の交差点 一公正な社会の実現へ向けて一
  • 国内の中小企業の全要素生産性向上におけるSDGs活動の導入意義
  • 次世代シーケンサーを用いた小笠原諸島における侵略的外来種アカギの侵略メカニズム解明
  • 近代化産業遺産における持続可能な保護活動に住民が参加する意義について ―野田市郷土博物館・市民会館の運営を事例として
  • スコットランド独立運動とエネルギー政策
  • イチョウ巨木の国内伝播経路の研究

【現代日本学メジャー】

  • トーク番組における円滑なコミュニケーションの創出
  • 漫画論 一線が織りなす様々な感情一
  • ラジオのトーク番組における複数の聞き手を意識したスピーチレベル管理
  • 3D サンプルを用いた表面形状と色名の関係解析
  • 第三者言語接触場面における会話参加者の参加調整 一日本語会話場面と英語会話場面の比較分析を中心に一
  • 「母」とは誰か 一想起される母親像と実際との乖離一
  • 日本におけるキッチン家電の歴史と展望 一家電メーカー広告が映す家庭の形一
  • 家庭環境から見る千葉大生の学生生活に与える影響
  • 日韓歴史共通教材に関する考察
  • 異文化理解を目指した英語聴解力養成 CALL 教材"Liberal Arts and Sciences" の開発一国際教養学部の学生に対するインタビュー素材から一
  • 清代の書と金農 一「漆書」に表れる個性一
  • 愛着意識を持つモノのモチベーションを向上させる可能性の検討
  • 日本の排外主義 一「日本人」意識形成との関わりにおいて一
  • 戦後社会における民衆の「象徴天皇制」理解
  • 社会的・政治的基準によって区別された「言語」と「方言」 一アイヌ語が「言語」、琉球諸語が「方言」と位置付けられている根拠とは一
  • 想像・創造される「ナイチャー(内地の人)」 一沖縄県への移住者の語りから一
  • サイクルツーリズムによる地域経済循環の考察
  • 地域活性化に向けたJリーグクラブと自治体の連携 一鹿島アントラーズと鹿嶋市を例に一
  • 東京駅に見るミヤゲ文化の特徴とその社会・文化的背景 一るるぶ東京からの考察一
  • 連携中枢都市圏構想からみた広域行政に関する研究
  • 地域密着型スポーツクラブの新しい形 一千代田区密着型バレーボールクラブ東京スリジエを例に一
  • 小学生の生活習慣問題と運動の二極化の改善に向けて
  • 日本の天然記念物保存運動における中心的課題の変遷
  • 6次産業化2.0 一道の駅とみうら枇杷倶楽部に見る連携のかたち一
  • 映画『AVATAR』を通して見る環境破壊行為と生活文化の保護の葛藤

【総合科学メジャー】

  • 科学リテラシー向上につながる実験資料の開発 一コリオリの力を例として一
  • 舞台演出の違いによる印象評価の実験的検討
  • 共感覚色と物理色の色知覚分布の比較
  • 大学生の過去の運動経験が現在の体型満足度および身体活動量に与える影響について
  • 「家族」と信仰継承の複雑性:ある教団の2世信者の語り
  • これからの国際社会を担う学生に焦点を当てた英語聴覚力養成 CALL教材 Liberal Arts and Scienceの開発 一国際教養学部の学生に対するインタビューを素材に一
  • 物理への興味・関心を喚起する micro:bit の活用
  • 日本の刑務所における回復共同体(TC)普及の課題
  • 室内環境の異なる照度における和ハーブの生育特性解明
  • 屋上緑化におけるアーバスキュラー菌根菌の役割について
  • 冷戦前期における東ドイツの文化政策について
  • 大学生の健康度、生活習慣および身体活動量に関する分析
  • 病院緑化の課題と医療従事者のための緑化のあり方
  • 整形外科関連学会ウェブサイトにおける患者向け情報の可読性および質の定量評価
  • コロナウイルスによる熱中症に対する予防意識の影響
  • 高等植物の葉肉細胞プロトプラストの初期化およびプログラム細胞死に関する研究
  • 実物体が有する粗さの知覚量と物理量の関係解析
  • 環境に配慮した消費行動のデザイン
  • プラスチック削減から考える循環型社会シミュレーションゲームの作成

2022年度メジャープロジェクト 題目一覧(89題目)

【グローバルスタディーズメジャー】

  • 日本で暮らす英語教師の子供のバイリンガリズムに影響を与える要因の調査
  • 日本と韓国における現代のお笑い文化比較
  • 『歴史総合』における歴史認識問題関連学習 現状と可能性の検討
  • P2Mフレームワークによる養蜂を核とした地域ビジネスの事例分析
  • 日本の国際協力ボランティアが公衆衛生分野の活動で直面する困難とは ―青年海外協力隊の活動報告書の分析から―
  • バネ振動に関する動画教材の制作と活用
  • 映像作品におけるハクティビズム
  • スポーツにおけるジェンダー問題をテーマとする英語聴解力養成教材の開発
  • 女性達がメイクアップを行う動機とそれに伴うストレス
  • 神奈川県における日本語指導が必要な児童生徒に向けた教育制度の整備について 〜新たな教育制度導入における資源確保の課題〜
  • 日本における高校生の英語のスピーキング力向上のためのクラス外学習の活用
  • 次世代都市モデルスマートシティにおける課題と緑化政策による解決策
  • 新型コロナウイルスによるASEANのサプライチェーンへの影響
  • 平和教育とダークツーリズム
  • 在日クルド人のジェンダーとライフコース
  • 無宗教と日本社会の関係史 ~読売新聞の記事データの言説分析をもとに~
  • 無意識下の笑いと戦略的ユーモア
  • 特産品開発の実践を通じた、社会的持続可能なまちづくりの指標化に関する研究
  • 経済的困難世帯の中学生に対する地域内教育支援の現状 ~アカデミックレジリエンス概念を用いて~
  • 外国につながる子どもたちの「支援」について ―支援者の期待と被支援者の望みに関する考察―
  • LINEでのコミュニケーションにおける調整行動-チューターと留学生の会話分析を中心に-
  • バスク・ビルバオと東京・墨田からみる自然共生的都市デザインの創造
  • スポーツにおける危険性をテーマにしたCALL教材の開発
  • 中国一帯一路政策に関する包括的研究 国家による対外政策変更の視点から
  • ガーナのカカオ農家から考える、「公正な取引」について -フェアトレード認証だけではない公正な取引とは-
  • 日本におけるフェミニズム運動の変遷と 若者のバイアス形成に関する研究
  • 取得から運営までのプロセスに基づいた空き家活用方法の提案
  • オタク研究者が「オタク」をどのように選定してきたか ー自認を巡る方法論と限界点ー
  • 国際教養学部の学生への英語インタビューを題材にした CALL 教材の開発
  • 「リベラルアーツ」と「グローバル人材」の大学教育が個人の価値観に及ぼす影響 ~C大学L学部の卒業生の事例から~
  • テキストアニメーションが与える印象効果の実験的調査
  • 学生の学びを深める「哲学カフェ」の教育的意義と課題の考察 ―国際教養学部の学生同士の対話分析を基に―
  • 動画コンテンツ視聴の現在:倍速視聴・スキップ視聴・ネタバレ視聴という視聴方法に対する分析
  • 家庭環境の側面からみた、教育格差の改善への糸口~ボランティア活動と、千葉大生の進路選択と教育経験に関するアンケートを通して~

【現代日本学メジャー】

  • 大学における人文科学系学部の必要性について
  • 発表語彙習得を目的とした イギリス英語初修者向けWEB教材の制作 ―ハリー・ポッターから学ぶ日常会話―
  • 新聞記事から見る動物実験のメディアでの報じられ方
  • 日本の福祉政策と補完性原理―介護保険制度と地域包括ケアシステムを例に―
  • サービスデザイン初学者のための学習支援ツールの検討・製作
  • 木更津ルネサンスプロジェクト~地域交通の再整備からより良いまちづくりへ~
  • 獣害対策における関係人口創出についての研究
  • 性格特性が心理的負荷下での反応速度に与える影響
  • ニュータウンでの空き家事例から考察する厚木市の管理不全問題
  • 地域行事の継承に関わる現代的課題 -埼玉県鶴ヶ島市「脚折雨乞い」を事例に-
  • サービスデザイン手法を用いた異学年交流の検討
  • 接触場面における日本語母語話者の調整行動:社会的地位が低い場合に着目して
  • 「新しい学び」としての オンライン留学プログラムの提案
  • 総合型地域スポーツクラブにおける持続的なクラブ運営  ~ちばてんだいSVを事例として~
  • ハーヴェイミルク暗殺事件から読み解く、サンフランシスコの都市形成
  • 「健康ビジネス」としての保健機能食品 ―トクホ・機能性表示食品としての機能を謳う企業の販売戦略からの考察―
  • 「ほめ」の受け取り方に関する研究 -人間関係とほめの対象に着目して-
  • スポーツ少年団に関する 単位団の指導者の意識を中心とした調査 ~加賀市内の少年野球チームを事例として~
  • コーヒー文化とカフェが創る現代的空間 ―スターバックスが目指すサードプレイス
  • 演劇による地方創生の効果と提案
  • オンライン相手言語接触場面における調整行動−母語話者の調整を中心に−
  • 難民アスリートをテーマとする英語聴解力養成教材の開発(CALL英語教材)
  • 千葉市稲毛区およびその周辺に在住する住民らの シビックプライドと定住意識
  • 水をめぐるグローバル化と日本の水資源管理問題
  • 解体されていくタブー ー「生理」をめぐるメディア表象と認識の変化ー
  • 母娘関係の形について~『母性』の作品研究を通じて~
  • ペットボトル飲料のパッケージ・デザインにおける ラベルレス化の検討
  • 金融の未来~CBDCは現実的に実現可能な答えなのか?~
  • ドーピングを題材とした英語聴解力養成教材の開発
  • チアリーディングのスタンツ練習における学生間の相互行為‐問題の認識と解決のプロセス‐
  • COVAXファシリティの活動と課題 -ワクチンと知的財産権をめぐって-
  • 現代日台間の相互感情をめぐる多角的検討
  • 若者の日常会話における「なんか」の役割―会話コーパス分析をもとに―
  • LINEチャットにおける「笑」の役割
  • 在日コリアンの若者の進路選択
  • 聞き取り・自伝から見る東京湾漁業の変貌~海苔養殖の変化を中心に~
  • 新型コロナウイルスの蔓延による文化に対する価値観の変容とポストコロナ社会の形態の予測と提案 -日本と韓国を例に-
  • 震災伝承施設における自治体・指定管理者・市民の 公民連携‐宮城県石巻市を例に‐
  • 日中国交回復以前の対中国政策 ―民間貿易に対する岸内閣と池田内閣の比較―
  • 大学生のコミュニケーション ~留学生の意識調査から~
  • 『サイダーのように言葉が湧き上がる』における英語字幕の分析と考察
  • 接触場面における日本語学習者の聞き返し表現と母語話者側の対応
  • 千葉県鴨川市におけるエアモビリティ先端都市ビジョン
  • 日本における男性の育児休業取得とその障壁
  • 24時間テレビとスポンサー企業のブランドイメージに関する研究:トヨタ自動車、日産自動車、東洋水産、日清食品グループ、キリンビール、アサヒビールの事例調査
  • 絵本の読み手によるジェンダー規範の投影

【総合科学メジャー】

  • Moodle を併用した英語CALL授業をサポートするための副教材群の開発
  • Study on the distribution of intraspecific ploidy in Fallopia japonica and Fallopia sachalinensis in Japan
  • 健康食品制度に対する消費者の認識と活用メディアの比較
  • 照明の分光特性の違いが色知覚に与える影響
  • 教育の場から捉える「エージェンシー」 ―小学校道徳科の授業を中心に―
  • DNAメタバーコーディング法を用いた都市生態系の考察
  • 学校教育におけるヨガの導入—X高等学校ヨガ部を事例として—
  • 侵略的外来植物アカギと土壌真菌の生物間相互作用の解析
  • グローバルコモンズの観点に基づくスペースデブリ問題の検討―地球周回軌道と南極大陸の比較を通じて―

以上が卒業生のメジャープロジェクトテーマですが、多彩なテーマ設定になっています。所属メジャーで文系、理系と分けられない課題もたくさんあります。ここに課題設定から入る研究であることがわかってもらえるかと思います。
このように課題先行でメジャープロジェクト(卒業研究・卒業制作)を深めていきますが、しかしまったく専門領域の学びの姿勢なく取り組むことがあってはいけません。
そのためにII-BEATでは、一定の課題に対しては集約的な学びを、3年次第1タームと第4タームで行いすすめていくプログラムを2022年度から行っています。
第1タームでは、クロスメジャープロジェクトⅠで、3メジャー各5プログラム開講し、広い範囲のスキル系専門科目2プログラムを選んで学びます。
第4タームでは、移民・難民論研究、地方・地域振興研究、総合環境科学研究の3領域を、メジャープロジェクトで志向したい学生が集約的に学べるモジュールコースを用意し、集約的に授業を受け、4年次でのメジャープロジェクト活動に入っていけるようにします。
今後も研究課題のさらに大きなテーマに基づいた科目の集約を行い、モジュールコースを増やしていく予定です。